(前編)ランチに桃食べ放題、道の駅を巡りとうもろこしを購入
(後編)道の駅で吉田うどんをつまんで、富士山を見ながら入浴、ほうとうが晩御飯
道の駅③富士吉田 日本一硬い吉田うどん
コシが強く噛み応えのある麺が特徴の「吉田のうどん」
昭和初期、富士吉田の中心産業は繊維業で、下吉田地区の半数以上の世帯が繊維業を営んでおり、織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業が止まらず手が荒れないように、男性が昼食にうどんをつくり腹持ちの良いうどんを作ろうと力強くうどんを練るため、歯ごたえ・コシのあるうどんが主流になったそう。醤油と味噌をブレンドした濃い目のスープに、茹でキャベツや甘辛く煮つけた馬肉のトッピング。調味料の「辛味(すりだね)」を入れて完成。
吉田うどん1杯を2人でつまむのが山中湖へ向かうまでの毎度のお楽しみ。
メニューは素うどんと馬肉入り肉うどんがあり、今回は素うどんを選択、通常のうどんは喉越しですが、相変わらずの噛みごたえとほんのり味噌味。うっかり噛まずに飲み込むと喉に詰まるので流し込み用のお茶は必須。左端のレンゲが入れる量で辛さが調整できる胡麻・山椒・唐辛子を混ぜ合わせた「辛味(すりだね)」最初は入れずに汁を味わい、途中から味変が個人的にオススメ。
室内で吉田うどんと辛味が買えます。
後日談:お土産に生麺の吉田うどんを購入し、自宅では豚肉とキャベツをのせて辛味を加えたり、和風パスタに大さじ1程度の辛味を振りかけ山椒がアクセントになってさっぱり。
販促POPの推しは激辛ですが、味の調整が効く普通の辛さを購入。
屋外の敷地内で富士山の湧水が無料で汲めます。
富士山の雪解けや雨が地表を流れ地下に浸透、長い時間をかけて富士山の火山岩で濾過されミネラルを含んだ軟水。汲む量は規定があり、水汲み用に手持ちがなければ2Lのペットボトルが100円で道の駅室内で買えます。
ひんやり冷たくて水筒に入れたら早速汗をかいていて、この後の入浴後水分補給に。
富士山を眺める 紅富士の湯
山中湖近隣から少し入った所にあり、駐車場は無料、大人900円でホームページの優待画面を見せると10%OFF!
露天風呂からも室内の大浴場からも写真のように夕暮れは紅く、晴れた日中は青空を背景に富士山が見えます。今回は曇りで最初は見えず雲が晴れて富士山がくっきり。露天風呂は周りが木々で囲まれマイナスイオンたっぷりで静か、旦那さんはぬるま湯で寝てしまい溺れそうに(笑)
露天風呂も室内の大浴場も熱湯とぬるま湯があり、温泉が水量豊かに湧き出しアルカリ性で肌の汚れや古い角質を取り除く効果から「美人の湯」「美肌の湯」と言われるそう。交互に入ることで長時間の入浴が可能で、特に大浴場のぬるま湯は水風呂まで冷たくないためドライサウナから出た後、急激に冷やすことなくいつまでも入っていられますので体の負担が少ない。外気浴は露天風呂でとしたいところですが、露天風呂まで2階から1階に降りるくらいの階段がありますのでサウナあがりは脳内血流が忙しく転倒の可能性がありますので室内の椅子のほうが安全かと。
後日談 翌日も終日、体全体がすべすべでした。顔はクリームをつけたので分かりにくいけれどアルカリ性で汚れがとれたのか汗をかいても体の滑りが良かったです。
食堂と奥のお座敷休憩場所も広いのでのんびり過ごせます。
山中湖の富士山 静寂
お風呂あがりの熱った体を冷やすため山中湖のほとりへ。夕焼けが追いやられ、富士山は見る時間で姿を変えますね。
暮れていくサマータイムを切り取ろうとカメラマンが数人シャッターをおしてました。誰一人話さない静かな沈黙の時間。
甲州ほうとう小作 インバウンドで賑やか
山中湖店の晩御飯どき、キャンピングカー数台が停まっていました。店内はほぼ満席で日本人は我々と1組のカップルのみ、ほかは多国籍。天丼と「ほうとう」を半々で食べていました。店員のおばさま方が解説するも写真だけでは「ほうとう」が何物なのか伝わらない様子。
かぼちゃやじゃがいもがゴロゴロ入っていて上にはごぼうの甘辛い煮物がのっています。太い平麺はこんにゃくの様な歯ごたえをうどん味にしたような食感。お醤油が少し効いている味噌ベース。鉄鍋ごと煮込まれているので熱くてハフハフ食べました。かなり量があるのでお腹を空かしていくほうが無難。少食の女性や子供は鍋一杯をシェアしてもいいかもしれません。
どちらも食べ応えのある平麺なのですが、「吉田うどん」と「ほうとう」の違いは「吉田うどん」の麺には塩が入っていて具材がシンプル、どんぶりに入っていて早く食べられます。「ほうとう」は麺に塩が入っておらず、野菜の具材がたっぷりで甘味があり熱いので食べるのに時間がかかります。
まとめ 山梨日帰りレビュー
横浜から高速で2時間かけて富士山に向かって走り、富士山のおかげで豊かに湧き出る美味しい水で作られたフルーツや野菜とご当地名物を味わい、どこに行っても静かでのんびりしていて癒される時間です。毎年行きたくなる山梨県日帰りコースでした。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。